【徹底解説】検索エンジンとは?

分からない言葉に出会ったときや、レストランの予約をしたいとき、そういった何か調べ物をしたいとき、今や誰もがスマートフォンやパソコンでとりあえず検索して調べてみると思います。

「ググれカス」という言葉があるように、今やどんなことも’ググれば’、すぐにその答えが簡単に導き出せる時代です。

そんな「とりあえずググって」みたときに、自分が思っていたものと検索結果がズレていたり、広告やサービス、ECサイトばかりが上位表示されなかなか自分の求めている答えにたどり着けないなんてこともあるかと思います。

検索エンジンにより自分の求めているものをより正確に伝えるには、検索エンジンの仕組みをまずは理解し検索キーワードを選定していく必要があります。

本記事では、その「検索エンジン」について、少し細かく解説していきます。

検索エンジンってなに?

検索エンジン、またはサーチエンジンとは、インターネット上に存在するウェブページや画像、ファイル、映像などを探すためのシステムを指します。
【例】Google、Yahoo!、Bingなど

検索エンジンの仕組み

検索エンジンの仕組みは、Web上に存在する無数のページを、リンクを辿ることで収集し、収集した情報をデータベースに分類・登録します。
「クローラー(ボット)」というWebサイト上の情報収集する仕組み、いわゆるロボットが分類・登録するデータベースを「インデックス」といいます。
検索エンジンはインデックスした情報を、それぞれの検索キーワードに合わせて最も適切、合致していると判断した順番に並べています。
この、インデックスした情報を適切な順番に並べるための仕組みのことを「検索アルゴリズム」といいます。

次にその流れをわかりやすく説明していきます。

検索エンジン仕組みの流れ

上記でも仕組みについて触れましたが、サイトを作り、Googleの検索エンジンが検索順位を決めるまでをまとめると、以下の3つのステップがあります。

・クローリング:Googleがあなたのサイトを見つける
・インデックス:Googleがあなたのサイトをデータベースに登録する
・ランキング:Googleがあなたのサイトの検索順位を決める

クローリングについて

クローリングは「クローラー」がWebサイト上の情報を収集する作業のことでしたよね。収集方法はHTMLの中にあるリンクを発見しては、次のページへ進みWebページをぐるぐると循環していきます。

クローラーが別名「スパイダー」と呼ばれるのは、Webの世界に張り巡らされている情報網が蜘蛛の巣のように見え、その蜘蛛の巣を自由に渡り歩くように見えるからだそうです。

この張り巡らされた情報網を自動的に巡回し、膨大な量を収集していきます。

このクローラーが、あなたのサイトに回ってきたときに、検索エンジンは初めてサイトの存在を確認します。そのため、サイトやページを作ったら、まずはクローラーに発見してもらうことが大切です。これがSEO対策のスタート地点に立ったということです。

クローリングの種類

クローリングもそれぞれの検索エンジンにより異なるので様々ですが、有名なところではGoogleの「Googlebot」ではないでしょうか。

その他の主な検索エンジンを少し紹介しておくと

・bingbot:Bing

・Baiduspider:百度(中国最大の検索エンジン)

・Yetibot:NAVER(韓国の検索ポータルサイト「NAVER」)

などがあります。

しかし日本においては、前記事でも述べましたがGoogleが国内のSEOシェアの8割9割を占めているため、Googlebotにのみ焦点を合わせて更新していけば問題はありません。

クローラーの特徴

こう記事にしてクローラーについて話していると、本当に蜘蛛のペットを飼っていてそのトリセツを説明しているような気分になる 。笑

クローラーがあなたのサイトを認識したら、まずはそこが始まり。そのあとは、そうなるのでしょうか。

クローラーの特徴として、良質なページには何度も訪れたくなる習性があります。そして何度も何度も訪れ(クロークし)、よりそのページが細かく正確に評価されるようになります。

また内部構造の最適化も必要になってきます。なぜならクローラーは、一つ一つのページに貼られている内部リンクをたどり、どんどん他のページに移動していくからなのです。サイトの隅々まで認知してもらいたいのならば、サイト内の道筋をクローラーがわかりやすいようにしておかなければならないですよね。

インデックスについて

クローラーが情報収集したものを分類・登録したデータベースを「インデックス」と言いましたね。

あなたも何か調べ物をして、書類が増えたり、書籍が増えたりしたときは、後々わかりやすくするためにファイリングしたりすると思います、それと同様のことです。クローラーも巡回し集めてきた莫大な情報を、わかりやすく分類し、登録するのです。

クローラーがなぜ分類・登録を行いわかりやすくしておくかというと、後々にランキングを行うからです。

なのでまずはそのランキングの対象になるためにも、より早くインデックスしてもらえるように対策が必要です。

具体的には、SEO内部対策(目次や見出しの使用など)やWEBライティングなども大切になってくるでしょう。

どんなに有益な情報が記載されていても、検索エンジンにとって見にくい、わかりづらいものは、中身を読む前に敬遠してしまい、評価対象から外れてしまうかもしれません。

ランキングについて

ランキングは、Googleのランキングロボットが、インデックスされた全てのWEBページをチェックし、色々な要素を総合的に分析して、それぞれのページの検索順位を決めていくことを言います。

検索順位は、200項目以上の要素かがあり、キーワードとコンテンツの関連性や、キーワード密度など総合的な評価で決まります。(その検索順位決定要素のことをアルゴリズムという。)

Googleはアルゴリズムを頻繁に変更しているため、全てを理解することは不可能ではあるが、大事なことは、Googleは検索ユーザーにとって有益なコンテンツを上位表示させるべきだと考えているので、良いコンテンツを作りmクローリングとインデックスの最適化を行なっていくことが、確実なSEO対策であると言えます。

Google理念【検索エンジン編】

「ユーザーの利便性を高める」

「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致する答えを返すものである。」と話すのは、Googleの共同創業者で現在はアルファベット社のCEOを務めているラリー・ペイジ氏です。

Googleが始まって以来ずっと、常にユーザーファーストです。ユーザーにとって使いやすく有益な情報を提供することを目標に日々アップデートや改善を行なっています。

SEO対策のために、まずはGoogle理念を理解し、あるキーワードで検索上位に表示されるべきコンテンツ、もちろんユーザーにとって有益な情報のコンテンツを作成し、そのコンテンツが適正に評価されるように、クロール最適化とインデックス最適化を行っていくことが大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

普段何気なく使っている「検索エンジン」。一言で言ってみても、その仕組みはSEOを行なっていく上でとても重要で、理解することが大切です。